わが子の死
それは、言葉で言い表すことなどできない
大きな深い悲しみです。
笑顔も悪戯も温もりも見上げる瞳も、
もう二度と甦らない。
最期に抱きしめた小さく硬くなったからだを
涙で忘れることもできません。
真珠葬は、お二人の確かな絆に光を宿し、
再会の時まで一緒に歩み続けます。
日本の最西端 五島列島にある奈留島で
お骨をアコヤガイに託し、1年のときをかけ、
世界にただ一つの真珠をお作りいたします。
優しい光に包まれたわが子の誕生の時、
どうか、奈留島に迎えに来てください。
笑顔で「おかえり」と言ってあげてください。
祈りの島 奈留島は、愛に形を与える約束の地です。
真珠葬のロゴマークには
たくさんの愛(ハート)が集まって、波のように重なって
海の中から生まれてくる虹の守珠がイメージされています。
これまでの思い出、楽しかったこと悲しかったこと
そして、奈留島での出会い、旅立ち、誕生のとき
少しでも長くあなたといたかった
いつまでもあなたと一緒にいたかった
すべての想いの結実
虹の守珠とともに
いつまでも、お二人の絆が輝きますよう。
私は、奈留島に生息する天然アコヤガイに魅せられて、2003年に真珠養殖のメッカ、伊勢志摩から移住してきました。
天然のアコヤガイの養殖は、人工種苗を使った養殖に比べて手間がかかりますが、環境や育て方が品質に直結することが非常に面白く、私は直径10mm以上の大珠真珠の養殖にこだわってきました。
亡くされた家族への強い思いを背負い、それぞれに形や大きさが異なる虹守核のアコヤガイへの核入れは、私にとって新たな挑戦でしたが、島に来られたオーナー様の気持ちや頂戴したコメントなどから、今は大きなやりがいを感じています。
大切な家族のご遺骨を、奈留島生まれのアコヤガイと職人としての私に託していただければと思います。message
家族の一員として、子供たちと共に育ててきた愛犬の「ラン」。
成長とともに、こちらの気持ちを察するような、穏やかな良い子になりました。
そんなランが悪性リンパ種を患ってしまった。
様々な治療を試みましたが、10歳ちょうどで逝ってしまったのです。
火葬して帰ってきた遺骨は、元気に走り回っていたランを思い出すのが難しいほど、ほろほろと崩れるような脆いものでした。
仕事から帰っても、家の中が妙に静かで。そうした中に小さな骨壷がポツンと置かれている。見るたびに、あの必死の治療も、ランをいたずらに苦しめただけだったのではないかと悔やむ気持ちもよみがえる。そんな時期に出会ったのが、多賀眞珠 清水多賀夫さんとウービィー株式会社 増田智江さんでした。
「思い出を美しい形で残したい」という願いを実現するため、3人で何度も試作を重ねて2年、ついにランの真珠〈虹の守珠〉が生まれたのです。まん丸でも、純白でもない、様々な形と色の〈虹の守珠〉は、愛犬ランの個性そのまま。僕にはかけがえのない宝になりました。message