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虹の守珠

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「また命が戻ってくるような感覚」

パートナーとの同棲生活

会社の近くでミャーミャー鳴いていた小さな猫、迷わず家に連れて帰り二三夫と名付けました。
ずっと一人暮らしをしていた私にとって、二三夫とはまさに「母一人子一人」という感じで…
関係性を言葉にするのは難しいのですが、彼氏のような、弟のような、息子のような。
あっという間になくてはならない「パートナー」になったのです。

家に帰る意味を失う

二三夫は強い子で晩年まで病気らしい病気はしませんでした。
でも、18歳になる頃から徐々に食事を摂らなくなって、遂には口からご飯を食べてくれなくなり、食道に穴をあけて1日3回チューブで流動食を与える日々。
長期の出張のときは、二三夫をどうしても置いていけなくて、こっそり連れて行ったこともありました。
しっかり介護もさせてくれて、死に目にも会わせてくれたので、亡くなったときには「ちゃんと見送れた」とやりきった思いだったのですが、家に帰っても二三夫はいなくて、あんなに一生懸命にやっていたご飯の準備もしなくてよい。
二三夫のためにしていたことが全て無くなって、自分が何のために家に帰るのかがわからなくなってしまったのです。

真珠葬のためだったんだ!

約20年間二三夫と暮らした日々は、あまりも一緒の思い出が多すぎて、二三夫をお寺に独りぼっちでおいてくることができませんでした。
真珠葬の話を聞いた時は、また命が戻ってくるような感覚で、私が二三夫を手元に残していたのは、このためだったんだ!と思いました。
二三夫がどんな風に帰ってくるのかとても楽しみで、1年という月日は長く感じず、むしろ、二三夫にまた会えると思うと幸せな気持ちだったのです。
帰ってきた二三夫は本当にとても綺麗な子達で、感激でした。
全部色も違う子で、「かわいい」の一言です。
まだ、奈留島には二三夫がいます(※)。
二三夫が迎えに行けるチャンスを残してくれたんです。
次は二三夫をこの手で迎えるために奈留島に行きたいと思っています。
※核入れを2回に分けました

  • レター画像 パートナーとの同棲生活の始まり
  • レター画像 生まれ変わった綺麗な二三夫
  • レター画像 次は奈留島へ迎えに行きます!
おかえりまた会えたね

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