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虹の守珠

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虹の守珠ロゴ

「二人をバラバラにしてしまった」

申し訳なさでいっぱいの気持ち

茶々は元々祖父母の家にいた子でした。
特に茶々と祖父はとても仲が良くて、普段は無口であまり表情を出さない祖父が、茶々の前では饒舌でいつも笑顔でいたことが、子供ながらに驚いたのを覚えています。
そんな中、茶々が12歳の時に祖母が突然亡くなり、祖父に施設に入ってもらうことになり、茶々が我が家に来ました。
今でも悔やんでいるのは、茶々と祖父を引き離してしまったことと、引き離してから一度も会わせてあげられなかったことです。
祖父の体調のこともあり、一度会わせて「なんで連れて帰るんだ、置いていけ」と言われるのが怖かったのです。
しかし、祖父は私たちの前で一度も茶々の名前を出さないばかりか、「元気にしてるか?」とか「どうしてる?」なども一度も聞かなかったのです。
祖父が亡くなった時に、私は二人の気持ちを考えずにバラバラにしてしまったのではないかと、とても後悔しました。

自分が救われたかったのです

茶々はほんの15分、仕事で目を離したときに亡くなりました。
私なりに茶々を大切に愛してきていたつもりでしたが、勝手に「あなたに死に目は見せません」と言われているような気がしてしまいました。
きっと二人は虹の橋のたもとで再会できていると思う。
でも、二人のために何かをしないと許されない気がしました。
だからこそ、「罪滅ぼし」のような気持ちで、真珠にして形を変えようと思いました。
自分が救われたかったのだと思います。

まるで毛並みを写し取ったような色!

出てきた子たちはみんな本当にかわいくて、色鮮やかで、茶々のスチールの毛並みを真珠に移したような色をしいて・・・
特に、ピンクとブルーを混ぜたような色が茶々の背中の毛とそっくりで、姿も形も重さも全く違うものですが、不思議と本当に茶々を抱っこしているような気持ちになりました。
茶々が形を変えて帰ってきたことで、ほんの少しだけ、思い浮かべたときの祖父の表情も、見える景色も明るく変わったような気がしています。

  • レター画像 穏やかでマイペースなおじいちゃん子
  • レター画像 ご飯も寝るのもお散歩もいつも一緒
  • レター画像 まるで茶々を生き移したような色です
おかえりまた会えたね

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