こうしてあきが帰ってきて手の中にいますが、あきが1年間海の中にいたのが不思議な気分です。
光を当てて見えるのが「あぁ、あきがここにいるんだな」って実感できていて、見た目はもちろん真珠なのですが、思っていたよりも「中にあきがいる」という感じがして寂しくありません。
骨でも真珠でも可愛いくて、ずっと眺めていられるのも不思議です。
実家が九州なので、今まで何回も飛行機に乗って九州に行っていたし、九州の空気は懐かしかったんじゃないかな…
お魚が好きで穏やかな性格だったから、きっと海の中でも魚の友達がたくさんできたと思います。
真珠ができるまでにこんなに時間と手間がかかる事も知りませんでした。
待っている間は、奈留島にいる間にいろんな人にお世話になって生まれてくるんだなってわかって嬉しかったです。
あきは友人の家で事情があって飼えなくなったことでうちに来ました。
家に来た時からとても穏やかで、家にもすぐに馴染むくらいおおらかな子で、途中から弟のトイプードルが家族に加わった時も温かく迎え入れてくれました。
どこに行っても本当におりこうで、最期のときは腕の中でそっと虹の橋のたもとへ向かいました。
晩年は定期的に点滴をしたり食欲がなくなったりして食事は苦労しましたが、入院をするような大きな病気は特にしないで、ずっと一緒にいられたことを、本当に嬉しく思っています。
眺めていたい気持ちもあるけど、近所のスーパーや病院などずっといつも一緒に色々な所に出かけていたから、やっぱり一緒に出掛けたりしたいです。
どんな所に一緒に出掛けようか、今から楽しみです。