龍は無償の愛を私に捧げてくれました

もし犬と人間にも“運命の赤い糸”があるならきっと私達はそれに結ばれていたのでしょう。
龍との出逢いは正に一目惚れ。ゲージを覗いた瞬間から亡くなるまで、龍は無償の愛を私に捧げてくれました。
テレビに出たり、広告に載ったり、LINEのスタンプになったり…チワワ×パグの個性的なルックスは皆様に愛していただきました。

やっと楽になれたんだな

永遠に続くような気がしてた龍との日々でしたが、11歳のある時からテンカン発作を繰り返すようになり、以来２年間、あらゆる治療を施して小さな身体にはかなり辛い闘病生活でした。
MRIを避けたため何が原因だったのかは分かりませんが、やがて喉に腫瘍も見付かりいつも舌を出して苦しそうな呼吸音になりました。
最後の５日間は、食事、薬はおろか呼吸さえまともに出来なくなり、ほとんど酸素ハウスの中にいたので抱いてあげることも出来ず、苦しそうな龍を見守るしかありませんでした。
いよいよ明日は会社を休めないので点滴してもらいに獣医さんに向かう途中…龍は私の腕の中で２、３回痙攣してから大きなため息をついて静かに逝きました。
自宅に帰り、毎晩一緒に寝ていたベッドに寝かせて、久しぶりに舌の出てない穏やかな顔を見て、やっと楽になれたんだなと思いました。

まだ私にしてあげられることが残っていたと救われる思いでした

これで最高に楽しかった龍と私の13年間が終わってしまったと思っていた時に友人から虹の守珠のお話を聞きました。
わざわざ説明に来てくださったスタッフの方のお話を聞いて、まだ私にしてあげられることが残っていたと救われる思いでした。
なるべく全身から選んだ8片の骨を託すと、いなくなってしまったのに誕生を待つような不思議な気持ちになりました。

龍の真珠に会いにいつか奈留島を訪れる日が今から楽しみ

必ず迎えに行くつもりだったのに残念ながら台風とコロナのためツアーを3回キャンセルすることになりましたが、真珠誕生の瞬間はライブ映像で共有できました。
一粒だけ今も海のどこかにいる龍の真珠に会いにいつか奈留島を訪れる日が今から楽しみです。